SNS運用の成果を正しく見るためのKPI設計とは
SNSを運用していると、フォロワー数やいいね数、再生数などの分かりやすい数字に目が向きがちです。
もちろん、これらの数字も重要な指標の一つです。
しかし、SNSをマーケティング施策として活用する場合、フォロワー数やいいね数だけを見ていても、本当の成果は判断できません。
大切なのは、「SNSで何を達成したいのか」という目的に合わせて、見るべき指標を設定することです。
本記事では、SNSマーケティングで成果を出すために企業が押さえておきたいKPI設計の考え方をご紹介します。
01|SNSの成果はフォロワー数だけでは判断できない
SNS運用において、フォロワー数は分かりやすい指標です。
しかし、フォロワー数が多いからといって、必ずしも問い合わせや購買につながるとは限りません。
フォロワー数は増えているものの、投稿への反応が少ない、プロフィールへのアクセスが少ない、Webサイトへの流入がないという状態であれば、SNSマーケティングとして十分に成果が出ているとは言い切れません。
一方で、フォロワー数がまだ多くないアカウントでも、投稿を見た人がプロフィールを確認し、Webサイトへアクセスし、問い合わせにつながっている場合は、成果につながるSNS運用ができていると考えられます。
重要なのは、数字の大きさだけではありません。
その数字が、企業の目的達成にどのようにつながっているかを見ることです。
02|KPIとは何か
KPIとは、目標達成に向けた中間指標のことです。
SNSマーケティングでは、最終的なゴールに向けて、どの数字を追うべきかを明確にするために設定します。
例えば、SNSの目的が「認知拡大」であれば、リーチ数やインプレッション数が重要になります。
一方で、「問い合わせ獲得」が目的であれば、プロフィールアクセス数やURLクリック数、問い合わせ件数など、より行動に近い指標を見る必要があります。
つまり、KPIはすべての企業で同じではありません。
SNSを活用する目的によって、見るべき指標は変わります。
03|目的別に見るべきSNSのKPI
SNSマーケティングでは、目的に応じて見るべき指標を変える必要があります。
| 目的 | 主に見るべきKPI | 確認するポイント |
|---|---|---|
| 認知拡大 | リーチ数、インプレッション数、動画再生数、非フォロワーへの到達数 | まだ自社を知らないユーザーにどれだけ届いているか |
| 興味関心の向上 | いいね数、保存数、コメント数、シェア数、エンゲージメント率 | 投稿を見たユーザーがどれだけ反応しているか |
| 問い合わせ獲得 | 問い合わせ件数、資料請求数、予約数、CV数、CPA | SNS上の接触が最終成果につながっているか |
認知拡大を目的とする場合
認知拡大を目的とする場合は、どれだけ多くの人に投稿が届いているかを確認します。
見るべき指標は、リーチ数、インプレッション数、動画再生数、非フォロワーへの到達数などです。
特に、既存フォロワーだけでなく、まだ自社を知らないユーザーにどれだけ届いているかを見ることが重要です。
興味関心を高めたい場合
興味関心を高めたい場合は、投稿を見たユーザーがどれだけ反応しているかを確認します。
見るべき指標は、いいね数、保存数、コメント数、シェア数、エンゲージメント率などです。
単に表示された回数だけでなく、ユーザーの反応まで見ることで、どのような投稿が興味関心を高めているのかを分析できます。
問い合わせ獲得を目的とする場合
問い合わせ獲得を目的とする場合は、最終的な成果につながる指標を確認します。
見るべき指標は、問い合わせ件数、資料請求数、予約数、CV数、CPAなどです。
フォロワー数やいいね数だけではなく、実際に成果につながっているかを確認することが欠かせません。
04|フォロワー数・いいね数だけを追うリスク
フォロワー数やいいね数は、分かりやすく確認しやすい指標です。
しかし、それだけを追い続けてしまうと、本来の目的からズレてしまう可能性があります。
例えば、いいね数が多い投稿でも、商品やサービスへの理解が深まっていなければ問い合わせにはつながりません。
また、フォロワー数が増えていても、ターゲットではないユーザーばかりが集まっている場合、事業成果にはつながりにくくなります。
SNSマーケティングで重要なのは、見た目の数字を増やすことではなく、目的に対して意味のある数字を追うことです。
05|KPIを設定することでSNS運用は改善しやすくなる
KPIを設定しておくことで、投稿後の振り返りがしやすくなります。
どのようなテーマや見せ方が、新しいユーザーに届きやすかったのかを分析できます。
ユーザーにとって役立つ情報だった可能性があります。
企業やサービスへの興味喚起につながった投稿だと考えられます。
SNS上の接触から、Webサイトや問い合わせへの行動につながっている可能性があります。
このように、KPIをもとに投稿を分析することで、次に活かすべきポイントが見えてきます。
SNSは投稿して終わりではありません。
投稿後の数値を確認し、改善を繰り返すことで、運用の精度は高まっていきます。
まとめ
SNSマーケティングで成果を出すためには、フォロワー数やいいね数だけで判断するのではなく、目的に合わせたKPIを設定することが重要です。
認知を広げたいのか。
興味関心を高めたいのか。
Webサイトへの流入を増やしたいのか。
問い合わせにつなげたいのか。
目的によって、見るべき数字は変わります。
SNSを「投稿して終わり」にしないためには、KPIを設計し、数値を確認し、改善を繰り返すことが欠かせません。
ストラテジックマーケティングでは、SNS運用を単なる投稿代行ではなく、企業の目的達成につなげるマーケティング施策として捉えています。
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