UNIQLO 原宿店が2020年6月5日に実質新OPEN
UNIQLO 原宿店が本日6月5日に実質新OPENしました。
UNIQLO 原宿店でしか見られない「UT POP OUT」は、「ビリー・アイリッシュ×村上隆」や「DISNEY LOVE MINNIE MOUSE COLLECTION by AMBUSH」などのコラボやグッズが並んでいます。「StyleHint原宿」はアプリと連動して新しいお買い物体験などができるようになっています。
UGCマーケティングに以前から力を入れていたファーストリテイリング
「ユニクロ」「GU」などのファストファッションブランドを率いるファーストリテイリングは、以前からUGCマーケティングに力を入れていました。「GU」では”#GUstyle”というハッシュタグやコンテンツを創設し、インフルエンサーや一般ユーザーのInstagram投稿をwebやアプリ内でギャラリー表示させ、商品アイテム単体ではなく、一般顧客のコーディネートという視点でコンテンツを作り上げています。そのコーディネートギャラリーからECサイトの買い物カゴへの導線が設置されているので、購買意欲の高まった顧客はすぐに買い物ができるといったユーザビリティも高いと思います。もちろん、スタッフのコーディネートをギャラリー表示させているアパレル企業は年々増加しておりますが、一般ユーザーのコーディネートをここまで生成し、活用できているアパレル企業は少ないのではないでしょうか。
リアル店舗✖️UGCの結晶体「StyleHint原宿」
先述の通り、webやアプリでギャラリー表示していたUGCを店舗内のいくつもあるタッチパネル内で紹介し、そこから店内にある商品の置き場所を確認できるという事です。実際に多くのIGCやUGCを店舗内で訴求する事で、アイテム単体やマネキンでは伝わらない情報を発信することに成功していると思います。
従来のリアル店舗✖️UGCはデジタルサイネージなどを活用して表示することが主流でしたので、ここまで思いきってIGC・UGCをリアル店舗で活用した事例は見たことがありません。
「StyleHint公式アンバサダー」という大きな仕掛け
さらには「StyleHint公式アンバサダー」を募集し、今後のUGC生成の準備も徹底してます。アンバサダーのベネフィットを作り、ユーザーからコンテンツを生成するというまさにUGCの基礎的な施策に余念がありません。
アンバサダーになるためにはアプリ内からコーディネート投稿を行い、選ばれる必要がある訳ですが、応募の際に投稿されたコーディネート写真はしっかりと店内で活用できる状態となっています
また、グランプリ受賞者は賞金100万円という話題化のタネもあり、応募数はかなり集まるのではないでしょうか。もちろん、賞金100万円はとても魅力的なものですが、投稿ユーザーの根底にあるのは「ユニクロ・GUのアンバサダーの肩書が欲しい!」と言っても過言ではないと思います。承認欲求の高いユーザーの心をくすぶる良い仕掛けですね。
最後に
このUNIQLO 原宿でのUGCマーケティングは今に始まったことではなく、数年前から徹底してUGCマーケティングを取り入れていたからこそ、実現できた賜物だと思います。今やグローバルでも大活躍しているファーストリテイリングがスタッフコーディネートだけでなく、一般ユーザーのコーディネートであるUGCを何年も継続的に取り組み、さらには今回の「StyleHint原宿」でのような施策を行っていると言う事は、UGCマーケティングが成果を生み出しているからだと推測しています。是非とも皆さんの企業でもUGCマーケティングをスタートしてみてください。
UGCマーケティングのご相談はストラテジックマーケティングまで